今日は自身で発行していますパラダイムシフトをここでも発表させていただこうと思います。従って、書評はお休みしますね。
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パラダイム・シフト 第四号
新しい千年紀が始まってあっという間に時間が過ぎ去り、この原稿の編集をしているのがもう2009年3月です。この時間というものを、もし一瞬でも止めることができるなら、そしてもう一度あの時にもどって人生をやり直すことができるならどんなにいいだろう。そんなことを考えたことのあるのは私だけではないと思います。
過去は戻ってこないもの。それが当たり前のように考えられているこの物資世界の常識が、さて果たして、本当にそうなのでしょうか?その常識に多くの方々が疑問を持ち、様々な視点から思考をしているようです。そんな過去の、そして現代の知の巨人たちにはとても敵わないけれど、何かしら日々の暮らしのヒントになることを書けないだろうか?そんな疑問をある日、潜在意識に投げかけてみました。どうやら私の潜在意識は、私がうすぼんやりと居眠りしている間にも、せっせせっせと考えてくれていたようです。本当に味方につければこんなにありがたいものは無いですよね。
そこで、今回のパラダイムシフトのテーマを次のように決めました。
今号のテーマはずばり「潜在意識とうまく付き合うコツ」です。今、こうやって原稿を書いている最中も、潜在意識は休むまもなく働いてくれているに違いないのです。
「潜在意識君さあ、そんなに働いて疲れないの?」
「うん、時に疲れるんだ。」
「え、そうなの。どんな時に?」
「色々あってね。ねえ、そのあたりのことを書けば良いんじゃないのかな。」
「あ、そうか。ありがとう、潜在意識君。」
それでははじめるといたしましょう。
今回は、素敵な執筆者が忙しい時間を縫って原稿を寄稿してくださいましたので、その方の文章からスタートしたいと思います。この方も底知れない可能性を今まさに花開かせようとしているように思います。何故そう思うのかは、お読みいただければきっとご納得いただけます。
今回は、今号のテーマに沿って、潜在意識について書いてくださいました。ぜひ楽しんでお読みになってくださいね。
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「新宿にて」
カツ
以前から行ってみたかった、ある作家の講演会に行く事ができた。講演会の日程を積極的に探すことはしなかったが、新聞の新刊本広告の小さな文字で、日程を知ることができたのだ。
見るや否や僕はすぐに電話をかけて席を確保した。以前、同じ作家の講演会の新聞広告を見て、一日置いてから電話をかけたら満席だったことがある。その失敗をしたとき、今度機会があったら絶対に逃さない、と意気込んだので、無意識に探し当てたのかも知れない。
講演会の日程を知ったのも偶然だが、会場も寄り駅の新宿駅で、もう一つの偶然に出会った。改札に行く途中、等身大の広告が目に入ってきた。大根畑の緑を背景に、一組のファミリーが記念写真風に写っている。「田舎暮らしの本」の広告だ。写真の父親を見てみれば、学生時代の友人である。
作家の講演会に行くという願望を実現した日、仕事の夢を実現した友人が写真になって現れた。
講演を聴くといった、参加体験型の願望は実現にそれほど労力を伴わない気がする。お金と時間を工面すれば大概現実化するだろう。
対して、何かを作り出したりするような、生産を目的とした願望の実現はすぐに結果を出すのは難しい。時間、費用、さらに、技術習得と向上に努めなければ期待する結果は得られないだろう。困難も多いはずだ。
「目的を達成するには、達成までに発生する障害は無視し、達成した後の姿、気持ちを想像せよ」、とはたびたび言われることだ。しかし、私は達成後の姿よりも、達成にいたるまでの困難を何度も想像してしまう。そして、いつの間にか最終的に成りたい姿などは消え失せ、辛く退屈な報われない努力の繰り返しの日々だけを想像するにいたってしまう。これでは良い結果を出すことは不可能だ。
講演を聴くのに、当日までの不安などは考えもしない。活字になっていない興味深い話を期待して胸がいっぱいだった。
講演を聴きに行くという願望を実現するようには行かないが、仕事など、生産を目的にした願望達成に際しても、最終的に自分が楽しんでいる姿を描く努力をしてみよう。乗り越えるべき障害を無視するのは難しいが、障害を克服する姿をたたみかける様に想像すればよいだろう。
20年前、「夢は農場主になることです」と広告中の友人は人に聞かれて答えていた。誰が聞くわけでもないのに、「農業をやるぞ」と迷惑なくらいにわめき散していた。
彼が今、家庭を持ち、田舎で生きていられるのは、農業という具体的な仕事のビジョンがあったからだろう。
反都会的なものにこそ人間らしさがある、といった根拠無き夢物語を、「田舎暮らし」に求めた結果では決して無い。
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カツさん、本当に素敵な文章をありがとうございます。何か書いていただけないでしょうかという私の突然の申し出に快く応じてくださったのですが、実はあまり時間的にゆとりのない中で進めておりました。それにもかかわらず、締切にきちんと間に合わせてくださいました。テーマも「潜在意識」という言葉しかお伝えしていなかったにもかかわらず、これだけの文章を書いてくださるのですから、この方、ただものではない!これからも時々におねがいしたいな、とまたも勝手に思っている次第です。
さあ、それでは今号の特集にまいりましょう。なかなか手ごわい相手ではありますが、深堀すればするほど面白味の増すもう一人の自分について、一緒に考えてみましょう。
【潜在意識とうまく付き合うコツ】
1.ゆっくり行くのもいい(潜在意識の現状維持機能について)
ここからは著名なセラピストで作家でもあり、そして数々の伝説的なセミナーを開催しておられる石井裕之先生の著作を中心にして、話を進めて行きたいと思います。
さて、「潜在意識の現状維持機能」ということばを、もう既にとこかで聞いたことのある方も多いいと思います。これは、自分が変ろうとするときに、今までの自分にそのまま押し止めようとする潜在意識の働きのことです。ダイエット初めても、また禁煙を始めても、ある時点で、なんだか自分のやっていることがバカバカしくなってしまい、途中で止めて元の木阿弥ということはよくあります。
しかし、これではいかにも残念です。それでは、潜在意識は私たちに悪さをしているのか、という必ずしもそうではないのです。むしろ、私たちを守ろうとする行為ですらあります。たとえば、今日は根暗の性格が次の日には陽気でお茶らけた自分だったら、とても疲れてやっていられません。ましてそんな人が上司だったとすると半端でなく疲れてしまいます。自分も、周りも付き合いきれません。そこで、ある程度、今までと同じ自分を維持するように潜在意識が機能してくれます。ですから、仮に根暗な人が、こんなことでは友人も増えないし、明るい性格になろう!と意を決して努力を始めたとしましょう。しかし、なんだかんだ言っても、今までの長い時間をこの根暗な自分で生きてこられているわけですから、「何も無理しなくてもいいじゃない。今までどおりで行けばいいよ」と潜在意識が働きかけてきます。ある意味、私たちを守ろうとしている行為なのです。有難迷惑でもありますが。
それではどうすればいいの?
答えとして考えられるのは、潜在意識をうまくなだめながらゆっくり事を進めればいいということでしょう。性急に変化しようとすると、大きなリバウンドに見舞われてしまいますから、返って危険かもしれません。少しずつ潜在意識に納得してもらいながら、顕在意識とのギャップがあまり開かないようにゆっくりゆっくり進めることでしょうか。
2.潜在意識内の維持機能
さて、話を続けましょう。さきほどは、自分が変ろうとするときに潜在意識が顕在意識に働きかけて、今までの自分を維持しようとするのだと述べました。このことを分かっているだけでも、大いに毎日の生活に役立つと思います。しかし、話はそれだけではありません。ここでは、潜在意識内の維持機能についてお話したいと思います。
たとえば、セミナーに参加し、本をドンドン読み、CDを聞いてと、息も切らせずに前へ前へと進み、変ろうとする方がいたとしましょう。そして新しい情報が洪水のように潜在意識に入ってきた時、そこではどのようなことが起こっているのかに少し注意を払う必要がありそうです。
潜在意識には、今までの情報がすでに沢山入っています。そこに新しい情報が入ってきても、すんなり胸襟を開いてはくれません。そこでは、新参者を仲間に入れまいとするのです。これは、いわゆる苛めとは少し違い、毎回毎回何か新しいものが入ってくる毎に、意識内の情報を今までの情報と合わせて組み立てなおさないと、どうにもならないという潜在意識固有の性質に原因があります。従って、新しいことを学んだときには、適度に休息をとることや、睡眠もしっかり取ることが大切になります。この間に潜在意識は新しく組み替えを行っているのですから休息も大切なわけです。ぼーっとしていると、勤勉が美徳の日本では、とかく怠けていると思われがちですが、潜在意識の性質から考えるととても理にかなっています。
それでは、もし、この組み立てなおす時間を十分にとらなかったらどうなるのでしょう?ただ馬車馬のように走り続けているとしましょう。そして、次から次へと新しい情報をただ蓄えてしまったという場合、潜在意識はあえて大きな挫折を味わわせるという結果をもたらします。そうでもしないと情報の再構築ができないからなのです。つまるところ、ここでも焦りすぎずに、しっかり休息を取りながら、じっくりと潜在意識に最高の状態を維持してもらえるよう、上手に付き合っていくことが肝要なのでしょう。
3.仲間の現状維持機能
さきほどお名前を挙げた石井裕之先生のご本に出会ってから、人生が変り始めたという方が大勢いらっしゃると聞きました。その理由は、その沢山の著書を読み進めるにつれて納得することができます。一言で言うなら、同先生の理論は、潜在意識を理解したうえで実に上手に付き合っていく方法を教えてくださっているということだと思います。
顕在意識レベルでは、この三次元の物質世界に生きている私たちですが、潜在意識は四次元以降の世界と繋がっていますから、顕在意識の常識が全く通じないのです。たとえば、ここで取り上げる仲間の現状維持機能についてもそのことが当てはまりそうです。
常識的には、人脈は多いほうが良いと言われています。しかし、果たして本当にそうなのでしょうか?たとえば、今まで鳴かず飛ばずの会社があったとしましょう。そういう会社にはまた似たようなレベルの取引業者があり、そして従業員も顧客も同じレベルの者が集まってくるものです。ところが、社長はじめ経営陣が変りはじめ、雰囲気が変化していくと、自然に今までとは違った取引業者や新しい従業員が集まってくることになります。
そのときです。今までの従業員は文句を言い始めます。今まではこんなんじゃなかった!そして、取引業者も今までの在り様を求めてきます。これこそ現状維持機能!やはり、ここは寂しくても成長の糧であり、代償なのだと心得て、去るもの追わずで行かないといけないのではないかと思います。そして、ついてこられなくなった従業員にはそれなりの処置を講ずるという辛い試練を乗り越えなくてはなりません。これは辛いですよ。
変るということには、それなりの覚悟が必要なようです。たまたまここでは会社を例に取りましたが、これは個人の人間関係にも当てはまると思います。善友を選び、ともに成長していくことが肝要なことは言うまでもありません。そして、成長して離れていこうとする友を温かく見送ること、そして自分も置いていかれないように成長し続けることでしょう。しかし、個々に成長のスピードや、この世での役割が違うでしょうから、善し悪しではなく、すべてが学びだと思い定め、大きな心で周りを見て行きたいものです。難しいですが。
4.実行できることだけを口にする習慣をつける
ここまで読み進んでくると、まじめにがんばる人ほど人生がうまくいっていないようだといっても、すんなり受け入れてもらえると思います。本当にそうなのです。家族を省みずに仕事仕事で生きている人、ただ働きずめでがんばっているのになかなかうまくいかない人生。その原因の一つは、潜在意識と顕在意識が乖離してしまっていることにありそうですね。つまるところ、もう一人の自分と仲良くして、うまく付き合っていくことができれば、かなり物事がスムースにいくはずです。
たとえば、いくらアファーメーションをしても人生が変らないとしたら、これは潜在意識とうまく噛み合っていないからかもしれません。または言葉が力を失っているからともいえます。何故力を失ったのか?その理由は簡単。今まで口にしたことを実行に移してこなかったからです(ああ、耳が痛い!)。
それなら、発想を変えて、これからは実行できることだけを口にするように習慣づければよいのです。ちなみに石井先生はこの習慣こそがアファーメーションだとも仰っておられます。従って、「僕は昼寝する!」と心を込めて口にして昼寝をするのです。「私はトマトを食べる!」と言ってパクリ!
こんな些細なところから実行していけば、言葉は言霊の地位をもう一度取り戻せるでしょう。そして、潜在意識も口にしたことは実行できる!と理解して応援してくれるはずです。
さて、今回の特集の締めくくりは、時間についてです。
4.過去を変える
さきほど、潜在意識は四次元以降の世界と通じていると話しました。意識の世界には時間も空間もないのだと書かれているご本がたくさんあります。これをどう説明すればよいのか、まだぴったりとくる表現が見つかりません。一つにはまだ十分に理解できていないからなのです。きっと潜在意識レベルでは分かっているはずなのですが。ただ、何かに夢中になっているとき、「まるで時間が止まったかのようだ」と私たちは言います。確かに、時計は絶え間なく時を刻みますが、それは人間が便宜上作り出したものだとするなら、もし時計も暦もない世界に生きているとすると、そこに存在するのは今というこの瞬間だけです。
今という瞬間。このことを理解したときに、「あ、そうなんだ」と目から鱗が落ちるようです。今に集中して、今できることをする。今、思いを変えて、過去の出来事を新たな視点で見てみると、辛いことが感謝で受け取られるようになっている自分に驚きながら、胸に熱いものが込みあがってくる。これこそが過去を変えた瞬間なのだと思います。あの時、何故あんなひどいことを言ってしまったんだろうと自分を責めるのではなく、あのことがあったから今の自分があるんだと思うと有難いものです。そもそも過去を悔やむことは今を生きることにはなりませんしね。
お釈迦様が仰っている「一日一生」の意味が腑に落ちます。
この「時間」についてはVOICE社刊の『バシャール』を強くお勧めしたいと思います。それこそ鱗が5~60枚落ちることでしょう。ちなみにこのバシャールは宇宙人なんです。エササニ星から、今意識変革をしようとしている地球にメッセージを送ってきてくれています。まあ、ちょっと神秘的過ぎて信じられない方もおられるかもしれませんね。しかし、そのことはさておき、さきほどの「まるで時間が止まったよう」ということは誰にでも経験があると思います。時間が止まるほどの楽しいことに没頭できれば、今を生きることになります。そして歳をとりません!本当です。それが証拠に、活き活きしている人は90歳を過ぎても矍鑠(かくしゃく)としておられますもの。
「ワクワクすることをすることがあなたの使命ですよ」とさきほどのバシャールは言っています。この感覚を一度でも味わった人は、きっと大きな壁を越えられるのではないかと思います。
ところで過去が変えられるのは、稚拙なりにわかった気がするけれど、それなら未来はどうなの?さあて~。これは宿題にさせてくださいな。
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「潜在意識君さあ、未来はどうなんだろう?私たちは未来を造れるの?未来を理解するにはどうすればいいんだろう?」
「そうそう、そんな風に答えられる質問をしてくれれば、僕疲れないよ。いつでも、それこそ君が寝ているときでも僕は答えを探すんだ。だって、君のことを助けてあげたいもの。」
「ありがとう。」
「うん。ついこの前までは、君の投げかける質問は答えが出てこないようなものばかりだったからね。僕、ほんと疲れたよ。」
「あ、そういえば~どうして私はなんのとりえもないのだろうとか?」
「そうそう。だって、君にはいいところが沢山あるし、自分でも分かってるくせにそんなことを僕に言うから。でも、僕は君を助けたいからその理由を一生懸命探したよ。答えのない質問にだって僕は一生懸命取り組むんだ。君が寝てるときだって。だけどね、そんな質問が続くと、さすがに僕は疲れるんだ。」
「あ、それでここ一番でも変化が起きなかったんだね。疲れていては大事なときにも力が発揮できない。」
「そういうこと。やっとわかったみたいだね。それに、僕は、君の考える大事だとか大事じゃないとか、そういう区別はしないよ。どんなことでも応援するのが僕だもの。これからは、言葉に気をつけてね。泣いちゃいけナイ!じゃなくて、笑顔で楽しく行く!って言うんだ。どうして私はついてナイの!じゃなくて、私はついてる!って言うんだ。そうすれば人生は変り始める。だって、僕はそのように応援できるもの。朝から晩まで、ナイナイと言っていてはだめだよ。あれがナイ、これがナイでは僕は君の事を助けてあげられないからね。あんな事もこんな事もできる、これもある、あれもあるって思ってご覧よ。」
「ありがとう。」
「うん。僕、いつもいつも応援してるからね。」
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【終わりに】
今回は、潜在意識をテーマに取り上げてみましたが、まだまだ掘り下げが足らないなあと反省しきりです。このテーマについては今後もさらに研究を続けていきたいと思います。さて、今回このテーマについて書くにあたり、山本康夫さんが石井裕之先生の著書を快く貸してくださいました。ありがとうございました。そして勿論、カツさんが原稿を書いてくださったことは、何よりの励みになりました。ありがたいです。それから、毎号感想を聞かせてくださる丸山恵美子さんには本当にいつも元気と勇気をいただいています。ありがとうございます。勿論読んでくださっている皆様にもここでお礼を述べたいと思います。どうもありがとうございます。ところでパラダイム・シフトの今後のことですが、発行を続けることはもとより、あるご縁で知り合いました出版社の方と、将来的に書籍化・出版していこうという構想ができつつあります。ついては、どうぞ今後ともよろしくご声援のほどお願いいたします。
また、ご意見や感想などを聞かせてくださると嬉しいです(nrt26515@nifty.com)。
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